2024/02/24 07:05
爽やかな晴天が続き、朝晩は寒さを感じる季節となりました。
さまざまな食材が旬を迎える秋。『食欲の秋』と言われますが、実際、私たちの体の中では、満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きのあるセロトニンが、日照時間が短くなるのと比例して減少し、秋になると食欲が増すという現象が起きているそうです。
秋が深まり日々増す食欲との戦いは、生物的に仕方のない事なのかもしれませんね。(個人差があるかと思いますが😆)
そんな『食欲の秋』にぴったりな今が旬のフルーツをモチーフにした作品を、今回はご紹介したいと思います。
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こちらはUpsala EkebyでEster Wallinがデザインした洋梨の陶板です。

シンプルな構図ですが、明と暗、静と動、凸と凹、相反する表現が随所に散りばめられています。
特にフレッシュさと熟成が混ざりあった果実の表現が素晴らしく、眺めているとどんどん引き込まれていきます。
続いてJie Gantoftaのために、Gabi Citron-Tengborgがデザインした洋梨の陶板。

大胆なフォルムと艶やかな釉薬が目を惹く作品です。
ブラウンの部分は茶色一色ではなく、グリーンやブルーを含んでおり、豊かな色彩に魅了されます。
また、近づいてよく見ると美しいブルーの中に、結晶釉による小さい花が咲いています。細かいところまで楽しめる作品です。
続いてRoyal CopenhagenのBACAシリーズ、Johanne Gerberがデザインした花瓶です。

ネガフィルムを思わせる明暗が反転したような不思議なデザインに、心を鷲掴みされてしまいます。
次は、ARABIAのFructusシリーズの大皿。
フォルムデザインはUlla Procope 、装飾デザインはGunvor Olin-Glonqvistが担当しました。

大胆なデザインがとてもカッコいいですよね。落ち葉を連想させるようなメインカラーの飴色が、深まる秋のインテリアや食卓によく合います。
最後にKnabstrupのりんごの陶板。

色の合わせ方、色の抜き方、釉薬の流し方が絶妙で、細かなところに工夫を施す事で魅力的な世界観を作り上げています。
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菫堂の秋の収穫祭はいかがでしたでしょうか。
どの作品も個性的で素晴らしいデザインばかりですよね。
インテリアにも秋をお迎えして、お腹も心も満たしませんか?
北欧ヴィンテージ雑貨/北欧雑貨
菫堂 店主